小説&詩(たまに絵も)の場(・∀・)b
 
意味不明なるときもありますがwよろしくおねがいしますw
 


小説『バトルロワイヤル』 4章「別れ」

―私は―…

―大親友だった彩野を殺しました―

―どうして、こんなに目を合わなきゃいけないんだろうか―

垢「彩!!大丈夫か!?」
彩「…ぅ…ぅん…大丈夫ぅ…」
垢「死ぬなよ!?今から飛鳥に…」
彩「…はぁ…はぁ…あーちゃ・・・ん?」
垢「…………ハッ」
彩「ど…どうしたの・・・?」
垢「…いや…なんでもねぇ…」
彩「…?」
垢「…電話するね…」
彩「う…うん…?」
私は飛鳥へ電話した
プルル…プルル…
飛鳥『はい?どうした?赤希』
垢「あ…飛鳥…包帯とかまた残っている?」
飛鳥『あぁ、また残っている。どうした?』
垢「お願い…!!!俺の友を―…助けてくれ…日本刀を刺されて…死にそうなんだ…早く来てくれ…!!!」
飛鳥『ん。分かった、どこだ?』
垢「2のB」
飛鳥『OK、待ったれ』
プツン
私は携帯を閉じ、
垢「彩…飛鳥がここへ向かうって。その間にしっかりして…!」
彩「ぜぇ…ぜぇ…うん…」

飛鳥と電話してから10分後―
垢「遅い…」
彩「はぁ…はぁ…あーちゃん…くる…しいよ…」
垢「しっかりして!もうすぐ来るから!!」
彩「もう…無理だよ…」
垢「彩…?一緒に生きようって言ったじゃねぇか!?」
彩「うん…」
垢「だから…しっかりして…」
彩「…あーちゃん…なんか目がぼやけてきた…」
垢「!?彩!!!しっかりしろよ!!」
彩「あーちゃん…あのね…私の分も…――」
彩は目を閉じた―
垢「…彩…?」
―彩は息してなかった―
垢「嘘だろぉ!?彩!!!なぁ!!」
丁度 飛鳥が来た
飛鳥「はぁ…来た…よ…?」
垢「…死んだよ…」
飛鳥「え…?…息してない…ごめん…俺のせいだ…ごめん…」
垢「いや、良いよ、俺のせいだよ、守れなかった」
飛鳥「…」
垢「ぅっ…ひっ…お…俺は…小さい頃から…彩と側にいた…それで…毎日守りたかった…大切な人を…失いたくなかった…ぅっ…俺は…彩…の事が…すっごく…大好きだった…。守りたかった…っぅ…」
飛鳥「………」
垢「彩…彩ぁ…ひっ…くぅ…」
飛鳥「…」
垢「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
―私は大声で泣いた―


日を明けた後―
あいつの笑顔は最後になった―

最後になった笑顔…

彩からの最後言葉―

『私の分も生きて―そして生きて―』



何のために生まれてきたんだろう

人を殺すためにきたんだろうか―?


私は前へ進む


彩の分も―…
生きて…


戦う!



絶対に―…

―彩と一緒に生きてやる―




―タイムアウトまであと2日後―



04月30日(日) | トラックバック(0) | コメント(0) | 小説&詩 | 管理

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